画像を保存する方法は色々ありますが、スクリーンショットから保存するすることが多いと思います。
また、ブログ等で画像をweb上で公開する場合、webp形式の画像を使う機会が増えてきています。
そのようなことから、私の場合、画像を保存する時は、webpを使用しています。
そこで、今回は私が行っているスクリーンショットから簡単にwebpに保存できる方法を紹介します。
pythonのインストール
今回の手順で画像を保存するにはpythonをインストールする必要があります。
こちらでインストール方法を解説しています。
windows環境でpythonをインストールする
画像保存に必要なライブラリのインストール
画像を保存するためにPillowをインストールします。
PowerShellを起動して、以下のコマンドを入力
py -m pip install Pillow
pythonファイルの作成
エクスプローラーから「C:\python」フォルダを作成します。
メモ帳などのエディタから、「C:\python」フォルダに以下の内容でファイルを保存します。
save_webp.py
import os
import datetime
from PIL import ImageGrab, Image
# ファイルネームをを取得する
def get_file_name(prefix = 'img_'):
file_name = datetime.datetime.now().strftime("%Y%m%d_%H%M%S")
file_name = os.path.join(directory, "{}.webp".format(prefix + file_name))
return file_name
# 保存先ディレクトリの指定
directory = r"C:\img"
# クリップボード内の情報を取得する
clipboard_image = ImageGrab.grabclipboard()
# clioboard_imageがImage.Image型の場合は保存する
if isinstance(clipboard_image, Image.Image):
file_name = get_file_name()
clipboard_image.save(file_name,'webp')
print("saved to {}".format(file_name))
else:
print("no image")
これはpythonのプログラムで、クリップボードにある画像をwebp形式に保存します。
この例では、ディレクトリは「C:\img」になります。(ディレクトリがない場合はディレクトリを作成する必要があります)
ファイル名はimg_日付_時間.webpの名称で保存されます。
バッチファイルの作成
コマンドから実行するのは面倒なので、エクスプローラーから直接実行できるようにバッチファイルを作成します。
メモ帳などのエディタから、「C:\python」フォルダに以下の内容でファイルを保存します。
save_webp.bat
@echo off
py %~dp0save_webp.py
pause
exit
画像を保存する
スクリーンショットをクリップボードに保存する
winキー+シフトキー+sを入力し、スクリーンショットしたい範囲をドラックします。
ドラックすると、指定した範囲でクリップボードに保存されます。
バッチファイルの実行
エクスプローラーから先ほど作成したバッチファイル「save_webp.bat」をダブルクリックで実行します。
先ほど指定したフォルダ「C:\img」に画像が保存されます。
ショートカットを使って保存する方法
上記ではバッチファイルの実行をダブルクリックで行っていましたが、ショートカットキーを使ってバッチファイルの実行を効率化することができます。
これを使うとショートカットキーで全て解決できますので、かなり便利だと感じています。
詳しくはこちらで解説しています。
windowsでショートカットにショートカットキーを設定する方法
最後に
windowsでは標準でwebpに対応していませんので、スクリーンショットを保存するにはwebpに対応した画像編集ソフトから貼り付けをして保存する必要があります。この方法だとはっきりいってかなり面倒です。
今回、紹介した方法は便利だと思いますので、使ってみてください。、
webpをwindowsで使うには少し手間がかかります。
私がwindowsで使っている方法をこちらで紹介しています。
windowsでwebpを使う方法