ブログ等でweb上に画像を公開する場合、webpを使うことが増えてきています。
ただ、windowsで標準では使えるようになっていません。
そこで、私が行っているwindowsでwebpを使う方法を紹介します。

webpを使う理由

windows環境では標準では使えませんが、対応するソフトをうまく使えば特に使いづらいことはないです。
私がwebpに切り替えた理由としては以下になります。

wordpressで標準で使えるようになった
私が画像を使う場合、ほぼwordpressからの投稿なのですが、最近のバージョンではwebpが使えるようになっています。
ローカル環境でwebpで管理すれば、そのままアップロードできるので何も考えずに使えます。

画像形式を分けて使うのが面倒だった
今まで画像の用途によって画像の形式を分けていましたが、これが一番面倒だと思っていました。webpであれば一つに統一できますので、管理が非常に楽です。

画像の容量が少ないので扱いやすい
画像の容量が少ないのも大きなアドバンテージです。容量が少なければアップロード時間も短縮できますし、ブラウザーの表示も高速になります。
しかもストレージの容量も節約できるので、容量が減るのはメリットしかないです。

seoでもwebpが必須になってきている
GoogleのPageSpeed Insightsの測定で次世代フォーマットでの画像の配信がうながされるようになっています。
つまり、webpを使うことが求められているわけです。
webで画像を公開する場合、今後はwebpが必須になっていくと予想されます。

webpを使うデメリット

上記ではwebpを使うメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
何点かありますので、述べていきたいと思います。

windowsの標準アプリでは使えない
webpは新しい画像フォーマットであるため、windowsの標準アプリでは使えませんので、何かしらwebpに対応するソフトをインストールする必要があります。

webpに対応していないソフトが多い
上記と同じ理由で、webpに対応していない画像ソフトは多くあります。
もし自分の使っているソフトがwebpに対応していないかつ、webpを使いたい場合はどこかでwebpに対応したソフトを使う必要があります。

webpに対応していないブラウザは表示できない
最近のバージョンのブラウザはwebpに対応していますが、古いPCを使用していて最新のブラウザを使用していない場合はwebpの画像を表示できないケースがありえます。
そういったユーザーを考慮して全てのユーザーに対して最適な画像を提供することを前提とした場合は、webpを使うことは適切ではないと言えます。
私の場合は、画像の管理するコストを考えるとwebpを使ったほうが便利ですので、webpに対応できないユーザーは非対応にして割り切っています。
今後、webpが標準になることが予想されますので、ある程度割り切ってもよいと考えています。

webpの画像編集

webpの画像編集はフリーで使えるgimpを使用しています。
機能的には十分ですので、フリーの画像編集ソフトを使いたいならgimpがおすすめです。
gimpのダウンロードはこちら

もちろん、webpはphotoshopに対応しています。
photoshopが使えるなら、webpの画像編集はphotoshopを使用するのがよいと思います。

webpの画像ビューワー

画像が多いと一覧で見たいという場合があります。その時はXnViewMPを使用しています。
エクスプローラーのようなUIでサムネイルで一覧表示ができるようになっています。プレビュー表示もできるので、探したい画像を見つけやすく使いやすいです。
また、png,jpeg等の画像をwebp形式に変換できますので、機能としてはかなり充実していると思います。

XnViewMPのダウンロードはこちら

windowsの標準のアプリから表示させる

windowsフォトビューワーからwebpを表示させる方法があります。
WebP Codecをインストールすれば、windowsフォトビューワーでwebpの画像を表示できます。
また、エクスプローラーのピクチャーツールのスライドショーを使えるようになりますので、この機能を使いたい場合はインストールしたほうがよいと思います。

WebP Codecのダウンロードはこちら

webpの画像保存

画像保存をする場合、gimp等の画像編集ソフトを使う方法がありますが、スクリーンショットを取込みたい場合、かなり面倒です。
私の場合、この作業を効率化するために、ツールを使ってwebpの画像を保存しています。特に取り込みたい画像が多いときは、かなり便利だと感じています。

その詳細はこちらで解説しています。
windowsでスクリーンショットからwebpを保存する方法